糸リフトと美容鍼の短所 長所 相性の解説

2022/10/31

フェイスラインを引き上げ、顔のたるみやしわを改善できる「糸リフト(スレッドリフト)」は、顔にメスを入れない施術で近年人気が高まっている美容外科手術です。
顔のツボや筋肉に鍼を打つことで、肌質を改善させてさまざまな美容効果をもたらす鍼施術の「美容鍼」とどのような違いがあるのでしょうか?

今回は、「糸リフト」と「美容鍼」の違いについてご紹介していきたいと思います。

「糸リフト」とは?

「糸リフト(スレッドリフト)」とは、コグ(多方向に配置された組織をひっかける棘)のついた特殊な医療用の糸を皮下組織に挿入し、頬や口角、フェイスラインなどのたるみを改善する整形施術です。
メスを使わず気になる部分をリフトアップできるため、体への負担も少なく、「フェイスラインが気になる」「顔のたるみを改善したい」といった肌の悩みを解消することができます。

糸リフトの効果は、以下の通りです。

・リフトアップ
・たるみ改善
・小顔効果
・ほうれい線、小じわ改善
・マリオネットライン(口角から顎にかけて垂直に伸びる2本のライン)の改善
・肌の引き締め、たるみの予防
・肌の弾力感アップ

わずかな針穴から糸を挿入するため、ダウンタイムの少ない施術です。
糸は体内に吸収される素材でできており、通常半年〜2年ほどの期間をかけて自然に溶けてなくなります。

糸リフトと美容鍼の違い

「糸リフト」と「美容鍼」は、どのような違いがあるか気になる方は多いのではないでしょうか?
どちらの施術を受けるか迷っている方も、それぞれの違いについて見ていきましょう。

糸リフトと美容鍼の違い①施術方法と効果

糸リフトは美容鍼の要領で、細い吸収糸が装着された特殊な針を使い、皮下組織に糸だけを入れ込む治療です。
顔にメスをいれることなく、リフトアップ・小顔効果・たるみ予防など肌の悩みを解決することができます。

美容鍼は顔の筋肉や神経を鍼で刺激することで、肌の内側からアプローチします。
これにより、たるみ、シミ、しわ、ほうれい線など美容上の悩みだけでなく、内臓の機能やホルモンバランス、自律神経を整えることができ、頭痛、肩こり、不眠、冷え、眼精疲労など身体の不調も改善します。

糸リフトと美容鍼の違い②施術中の痛み

糸リフトは、局所麻酔の注入時や皮下組織に糸を進める際に痛みが出ます。

痛みの程度には個人差がありますが、術後まで継続するものではありません。
施術後の軽度の痛みを感じますが、痛み止めの服用により軽減が可能です。痛みや腫れなどの症状が出た場合は、1週間程度で落ち着きます。

一方、美容鍼で使用する鍼は髪の毛ほどの細さのため、痛みはほとんど感じません。
外科的な手術のように施術後のダウンタイムもないため、身体に優しい施術です。

糸リフトと美容鍼の違い③料金

糸リフトと美容鍼は、施術にかかる費用にも大きな違いがあります。

糸リフトの料金相場は55,000円〜330,000円です。
クリニックによって違いがあり、入れる本数によっても料金は変化しますが、1本あたり50,000円〜100,000円が相場となっています。
効果は高いものの、1回あたりの施術費用も高額という点がデメリットといえるでしょう。

美容鍼の料金相場は1回あたり10,000円前後が相場です。
店舗やコース内容によって料金は異なりますが、リーズナブルな価格で気軽に施術を体験することができるという特徴があります。

また、店舗によっては「定額制」を導入している美容鍼サロンもあり、月々定額制の料金を支払うことで何度も利用することができます。

自身の悩みに合わせて施術を選ぶことが大切

美容や身だしなみに関心が高まっている今、「糸リフト」や「美容鍼」の施術は人気を集めています。

リフトアップや小顔効果、美肌効果、たるみ、むくみなどのお肌の悩みを解消できる糸リフトと美容鍼は、それぞれ施術内容やメリットが異なります。
肌の悩みや状態に合わせて施術方法を選ぶことで、さまざまな美容効果が実感することができます。

また、糸リフトと美容鍼は、どちらも選ぶコースや施術回数によっても料金は大きく異なるため、予算と相談して自分に合った施術を受けることが大切です。

まとめ

今回は、「糸リフト(スレッドリフト)」と「美容鍼」の違いについてご紹介しました。

糸リフトと美容鍼の違いを理解し、美容の悩みに合わせて、自分に合ったクリニックやコースを選ぶことが大切です。
どちらも施術の流れや期待できる効果、施術後の注意点などもしっかりと聞き、理想の美肌を目指しましょう。

この記事を書いた人:ハリナチュレ鍼灸師