美容鍼で内出血を起こす可能性はある?
2022/05/25
「美容鍼」は、身体の内側から健康になれる美容法として注目されています。 さまざまな肌トラブルの悩みを解決できる人気の施術ですが、なかには「顔に鍼を刺すと内出血するのではないか」と気になる方もいるかもしれません。 美容鍼の施術を受けると、内出血を起こす可能性はあるのでしょうか? 今回は美容鍼と内出血の関係性についてお話していきます。
美容鍼で内出血を起こす可能性はある?
美容鍼の施術で使用する鍼は非常に細く、小顔やリフトアップ、シワ、シミ、ほうれい線などさまざまな美容効果をもたらします。 結論から言うと、美容鍼は顔の皮膚内部に鍼を刺すため、稀に内出血を起こることがあります。 鍼が毛細血管に当たり、微小に傷ついた際に血管から漏れた血液が一時的に皮膚の下に残ることであらわれます。 ただ、内出血そのものは身体に害をおよぼすものではなく、ほとんどの場合時間が経過することによって薄くなり、自然に消えていきます。 内出血が起こる頻度や大きさには個人差があるため、「絶対に内出血は起こらない」とは言い切れませんが、施術前に過度に心配する必要はありません。
内出血を起こしやすい人の特徴
美容鍼の施術によって内出血が起こる可能性は人によって異なりますが、体質や体調によって内出血が起こりやすくなる場合もあります。
美容鍼に関わらず、内出血は身体に不調を感じているときほど起こしやすい傾向にあります。
内出血を起こしやすい人の特徴は、
- 遺伝など生まれつきの体質
- 体調不調
- 高血圧、糖尿病などの血管や血流に影響を及ぼす病気にかかっている
- 無理なダイエットや偏食、疲労やストレスを抱えている
- 加齢
などがあげられます。
美容鍼で内出血が起きたらどれくらいで消える?
美容鍼の施術によって内出血が起こるのは人によって異なりますが、基本的に内出血は治ります。
仮に内出血が起きた場合、早ければ2〜3日、長くても2〜3週間ほどで消えるので「内出血の跡が残るんじゃないか」と不安になっている方もご安心ください。
体調や疾患の有無によっても内出血が治る早さは異なりますが、ずっと跡に残るということはありません。万が一数週間経っても内出血が消えない場合は、医師の診断を受けましょう。
美容鍼で内出血したらどうすればいい?
万が一美容鍼で内出血した場合、どのように対処すればいいのでしょうか? 露出している部分の場合内、出血が見えてしまうため、できれば早く改善したいですよね。 内出血は、時間の経過によって対処方法が変わってきます。 内出血ができた直後:指で軽く押さえ、局部を冷やす 痛みや腫れが引いた後:温める(入浴中に内出血している部分の周辺を優しくマッサージしたり、ホットタオルで温めたりする) 内出血が起きた直後は冷やし、痛みや腫れが引いた回復期に温めることで血行が促進され、新陳代謝も高まるので皮下に残った血液が体内に吸収されやすくなります。このとき、内出血を起こした場所を押したり刺激を与えたりしないように注意してください。 症状によって対処方法が異なる場合もあるため、分からないことがあればスタッフに相談することをおすすめします。
美容鍼の内出血は決して悪いものではない
「美容鍼の施術を受けたことによって内出血を起こしたらどうしよう」と悩んでいる方もいるかもしれませんが、内出血は悪いものであるとは限りません。 美容鍼による内出血は、その日の体調や体質、病気などによっても起こりやすいことがあり、身体が傷を修復するための生理現象の過程でもあります。 美容鍼を刺した部位はそれまで滞っていた血流が促進され自然治癒力や新陳代謝が高まるため、内出血が治癒されていく過程で顔や体に溜まっていた老廃物や古い組織が流れ、症状が回復することもあります。 美容鍼によって起こる内出血は身体に良い現象ではありませんが、長期間残ったり消えなかったりするということはないこと、そして身体の状態を改善することであるため、「内出血してしまったから施術は失敗」とは言い切れないことを知っておきましょう。 美容鍼がはじめての方や少しでも美容鍼の施術に不安や疑問がある場合は、あらかじめスタッフに相談しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
美容鍼の施術を受けたとき、内出血が起こる可能性は0ではありませんが、生理現象であり身体に害をおよぼすものではないので身構える必要はありません。
シワ、シミ、たるみ、頭痛、肩こりなどさまざまな肌トラブルを改善して美しいお肌を手に入れるためにも、ぜひ美容鍼の施術を体験してみてください!
この記事を書いた人:ハリナチュレ鍼灸師