美容鍼とエステ 施術と効果の違いを解説!
2022/07/27
「美容鍼」と「エステ」は、どちらも美容に関する施術を行う場所です。 さまざまな美容法がある中で近年注目を集めている美容鍼ですが、一般的なエステとはどんな違いがあるのか知らないという方は多いのではないでしょうか? 今回は、美容鍼とエステの違いについてお話していきたいと思います。
「美容鍼」とは?
美容鍼は、顔のツボ(経穴)や筋肉に鍼を打つことで血流を改善し、肌組織の改善や凝りを解消する美容方法です。 皮膚の下にある真皮層に直接アプローチすることで皮膚の代謝や血流を促し、筋肉を柔らかくします。 鍼で筋肉や細胞に働きかけることにより、リフトアップやしわ・シミの解消、ほうれい線の解消、たるみ、むくみの解消のほか、頭痛や肩こり、手足の冷え、不眠、便通など自律神経症状も改善することができます。 美容鍼は即効性があり、施術を受けた直後から一目で顔の変化が分かります。 美容鍼で使用する鍼は髪の毛ほどの細い鍼のため、ほとんど痛みを感じないことが特徴です。 美容鍼は、エステや化粧品のように肌の表面ではなく「内側」から働きかけ、肌を美しく生まれ変わらせることができます。
「エステ」とは?
エステは「エステティック」の略称で、痩身・脱毛・美肌など美容を目的とした施術全般のことをいいます。 首から上だけの施術は「フェイシャルエステ」とも呼ばれており、エステサロンによってさまざまな施術法がありますが、主に顔の筋肉の緊張バランスを整え、血液・リンパ液の流れを促進させます。 リンパマッサージによって身体の「外側」からアプローチすることで、小顔効果、リフトアップ、肌質改善などさまざまな肌の悩みを解消する施術です。 エステは身体的なケアだけでなく「心」にもアプローチし、美しく心身ともにリラックスした状態へと導く施術です。 自分自身ではケアできない部分も、プロの手による本格ケアを行いながら至福の時間を過ごせることも魅力の一つです。
美容鍼とエステの違い
それではここから、「美容鍼」と「エステ」の違いについて見ていきましょう。
美容鍼とエステの違い①「アプローチする場所」
美容鍼とエステの最も大きな違いは、アプローチをする場所です。 美容鍼は全身に点在するツボを鍼で刺激することで身体の「内側」からアプローチし、肌トラブルや身体の不調を解消していきます。 エステは身体の「外側」からアプローチし、さまざまな肌トラブルを改善し、リラックス効果を与えます。 美容鍼とエステはアプローチの仕方に違いがあるものの、身体に嬉しい美容効果がたくさんあり、肌を美しく整えることができます。 自身が抱えている悩みに合わせて、どちらの施術が適切か決めることが大切です。
美容鍼とエステの違い②「施術効果」
美容鍼とエステの違いは、「施術効果」にもあります。 美容鍼は、鍼を刺すことで血行を促進するほか、筋肉の緊張をほぐし、コラーゲンの生成など肌を美しく整え、ターンオーバーを正常に整えることが可能です。 エステは皮膚と体の構造を知り尽くしたプロのエステティシャンによる施術で、自分ではできないアプローチで本格的なケアを行います。 毛穴ケア、ニキビ ケア、エイジングケアなど、悩みや肌の状態に合わせてコースを選ぶことができます。 アロマを使用してリラックス効果を得られることも特徴です。
美容鍼とエステの違い③「美肌効果の持続期間」
美容鍼は顔に鍼を打つことで真皮層に微小な傷を作り、それによって傷を修復しようと「自然治癒力」が働き、ターンオーバーを促進させリフトアップやたるみ、しわ、シミなどを改善します。 鍼によって負った傷が完全に修復するまでは美肌効果が持続し、効果を実感できる期間は個人差がありますが、一般的に約2週間持続します。 エステの効果持続期間は施術内容によって異なりますが、フェイシャルエステなどの場合、約1週間〜10日となります。 施術によって変化した状態は、丁寧にケアを続けていなければ時間の経過と共に元に戻ります。 美肌効果の持続期間は年齢や肌質、個人差などによって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
美容鍼とエステの違い④「資格の有無」
エステを行う上では、国家資格や民間資格などの必要はありません。 一方美容鍼の場合、施術を行うには厚生労働省が認可した国家資格が必要となります。 美容鍼では、知識や細やかな技術を持つ専門のスタッフがさまざまな悩みを解決します。
まとめ
今回は、美容鍼とエステの違いについてご紹介しました。 美容鍼とエステにはそれぞれ違いがあり、肌トラブルや抱えている悩みに合わせてさまざまなコースを選ぶことができます。 悩みの原因に合わせた施術を受けることで、より効果を実感できるはずですよ。
この記事を書いた人:ハリナチュレ鍼灸師