美容医療と美容鍼の違い 長所と短所を解説
2022/10/31
最近では性別、年齢を問わず美容意識が高まっており、セルフケアだけでなく美容医療や美容鍼といった施術を受ける方は増加している傾向にあります。 いま注目が高まっている「美容医療」と「美容鍼」は、具体的にどんな違いがあるのか気になる方は多いでしょう。 今回は、「美容医療」と「美容鍼」の違いについてご紹介していきたいと思います。 自身の悩みに合った施術を受けて、憧れの美肌を目指しましょう。
「美容医療」とは?
「美容医療」とは、脱毛や脂肪吸引、しみ取り、二重まぶた手術など、医療機関で医師が行う美容を目的とした医療サービスのことをいいます。 コロナ渦によって美容に興味を持つ方が増え、美容医療の施術を受ける方は増えています。 美容医療は、大きく分けて以下の4種類に分類されます。 ・照射機器(レーザー、超音波、高周波、光治療) ・注入・注射(ヒアルロン酸注入、ボトックス注射など) ・薬剤を使う(内服薬・外服薬) ・オペ(メスを使う手術) ほかにも化粧品の導入機器など、クリニックによって取り扱いや治療の選択肢が異なり、ひとつの悩みに対して、さまざまな治療法があるのが美容医療の特徴です。 施術の具体的な内容や施術方法、リスク・副作用、効果や程度など医師からしっかりと説明を受け、納得したうえで施術を受けることが大切です。
美容医療は保険適用される?
美容医療は、保険適用外の全額自己負担の治療となります。 病気や外傷(ケガ)による障害を治療する場合は健康保険が適応されますが、基本的に美容を目的とした治療の場合は保険が適用されません。 しかし、クリニックによっては眼瞼下垂や多汗症、または一部のシミなどに保険が適用できるケースがあるため、受診する際は念のため保険証を持参しておくと安心です。
美容医療と美容鍼の違い
「美容医療」と「美容鍼」は、どのような違いがあるか気になる方は多いのではないでしょうか? この2つは混同されることが多いですが、実は施術内容や効果は大きく異なります。
美容医療と美容鍼の違い①医療行為かどうか
美容医療は「医療」であるという点が美容鍼との大きな違いです。 「美容医療」は国家資格である医師免許を持つ者が、医療機器による注射や手術、医薬品の処方などを行う医療行為で、「美容鍼」は国家資格である鍼灸師の免許を持つ美容鍼灸師が行う施術です。 さまざまな医療技術によって人の容姿をより良い状態にする美容医療と、顔のツボや筋肉に鍼を打ち、美容の悩みや身体の不調・痛みを改善する美容鍼は「医療」であるかそうでないかが違いと言えます。
美容医療と美容鍼の違い②身体へのアプローチ方法
美容医療は美容外科、美容整形、脱毛などの場合、身体の外側から美にアプローチする方法が多いことが特徴です。 施術内容によっても異なりますが、基本的に身体の外側に変化を施します。 一方「美容鍼」は、身体の外側だけでなく、全身のツボや皮膚の下にある真皮層に鍼を打ち、内側からアプローチする施術です。 肌の深部に直接アプローチすることで「即効性」が期待でき、むくみやくすみ、しわ、シミ、ほうれい線、くまなど肌トラブルを解消します。 施術を受けた直後からリフトアップや小顔効果を実感できることが魅力です。
美容医療と美容鍼の違い③料金
美容医療と美容鍼は、施術料金も異なります。 美容医療は医療行為で保険適用外となるため、大半の場合は高額です。 部位や回数によっても料金は異なりますが、美容整形の場合20万円〜35万円と高額になります。 ヒアルロン酸注射などの注射針の治療は9千円〜15万円ほどで、部分的な箇所では1万円〜2万円となります。 医療内容によって料金相場は異なるため、美容医療を受けようと考えている方は、施術前にどれくらい費用がかかるか確認することが大切です。 美容鍼も保険適用されない施術となりますが、一回あたり1万円前後で施術を受けられるため、気軽に施術を体験することができます。 美容鍼サロンの店舗や地域、コース内容によって異なるため、事前にホームページで希望のコース料金を確認しておきましょう。
美容医療と美容鍼の違い④副作用やリスクの有無
美容整形を行う場合、メスを利用することからダウンタイムがあるため、手術後に通常の生活に戻るまで時間がかかる場合もあります。 そのため、手術を受ける場合は事前に医師からカウンセリングや施術後のリスクなどを聞き、理解しておくことが大切です。 美容鍼は鍼が毛細血管に当たることで内出血が起こるケースはありますが、副作用の少ない施術です。 外科的な施術と比較すると、腫れや痛みなどのダウンタイムもなく、自然で身体に優しい美容施術といえます。
まとめ
今回は、「美容医療」と「美容鍼」の違いについてご紹介しました。 美容医療と美容鍼は、施術内容や効果も異なり、それぞれ違ったメリットがあります。 自身の悩みに合わせて施術を受けて、理想の美肌を目指しましょう。
この記事を書いた人:ハリナチュレ鍼灸師