美容鍼は痛い?鍼の特徴を解説
2022/05/25
美容鍼を受けるのがはじめてという方のなかには、「鍼が痛くないか」と不安になる方も多いかもしれません。
顔に関係するツボを「鍼」で刺激して筋肉をほぐし、さまざまな症状を改善する美容鍼は慣れていないと少し緊張してしまいますよね。
人によって個人差はあるものの、実は美容鍼は痛みを感じないという方がほとんどです。
今回は、美容鍼の痛みが生じるのかについてお話していきたいと思います。
美容鍼の施術は痛くない?
美容鍼で顔に刺す鍼はとても細いものが使われますが、やはり顔に施術をするとなると痛みはないかと不安になってしまう方はいるかもしれません。
もちろん個人差はありますが、実は美容鍼の施術は痛みをそれほど感じないという方がほとんどです。
そもそも美容鍼で使われる鍼の太さは0.10〜0.14㎜ほどで、刺す深さは顔の場合数㎜〜10㎜ほどです。注射器の針とは大きさが全く異なり、蚊に刺される感覚に近いので、痛みもほとんど感じることはないのです。
人によっては「刺されていることに気付かなかった」という方も多いほどなので、痛みに関する心配は不要です。
美容鍼で痛みを感じるときはどんなとき?
先ほども説明した通り、美容鍼で使用する鍼はとてもほとんど細く痛みを感じませんが、個人差もあるため「施術中痛みを全く感じない」と言い切ることはできません。
注射針のような痛みを感じることはありませんが、ある瞬間に軽くチクッとした痛みを感じることがあることも知っておきましょう。
それでは、美容鍼で痛みを感じるときはどんなときなのでしょうか?
1.毛穴に鍼が刺さったとき
毛穴には血管や神経が集中しているため、他の部分よりも痛みを感じやすくなっています。
特に顔は毛穴の数が多く、皮脂を分泌する皮脂腺や毛包管が大きいことが特徴です。
鍼灸師は施術の際に痛みを感じないように細心の注意を払っていますが、鍼が毛穴に刺さったときは、人によっては少し痛みを感じる場合があります。
肌の乾燥や紫外線、食生活、ストレスによって毛穴が開いているときは少し注意してください。
2.顔の筋肉にこりがあるとき
顔の筋肉がこり固まっていると、鍼が入ると少し痛みを感じる場合があります。
なかでも表情筋や咬筋(歯を食いしばった時に顎の外側で硬くなる筋肉)などは凝りやすくなっています。
美容鍼は筋肉に鍼で刺激を与えることで収縮し、鍼を抜くと少しずつ緩んでいきます。
もしも施術中に痛みが出ても、筋肉のこりがほぐれ、血行も促進されて改善されていきます。
顔の筋肉のこりが酷い場合は、はじめのうちは少し痛みを感じるかもしれません。
3.その日の体調や体質
美容鍼の施術を受けるとき、その日の体調や体質などによって痛みを感じる場合があります。
- 肌荒れ
- ストレスや疲労が蓄積している
- 無理なダイエット(食事制限)や偏った食生活
など心当たりがある場合は、体調管理のためにも改善することが大切です。 人によっては体質の関係で痛みを感じる可能性もありますが、いずれにしても強い痛みを感じることはありませんのでご安心ください。 どこか体の調子が悪いときは、美容鍼に限らず施術を控えるのも大切です。
美容鍼はほとんど痛みを感じない
ここまで美容鍼の痛みについてお話してきましたが、施術中は「痛み」よりも「気持ちいい」と感じる方も多くいます。
施術に使用する鍼は痛みを感じる時間がないほど素早く刺さるため、基本的に痛みを感じることはありません。
また、美容鍼はリラックス効果もあるため、人によっては施術中に眠ってしまうこともあります。
血行が改善されることで体がポカポカに温まってくるので、肩の力を抜いて施術を受けることができます。
痛みを気にしすぎてしまうと体全体にも力が入ってしまいますから、リラックスした状態で施術を受けることも痛みのリスクを減らすことにつながります。
美容鍼の施術を受ける際は、痛みの心配をせずにぜひ気軽に体験してみてください。
まとめ
どうしても「針=痛い」というイメージがありますが、美容鍼で使用する鍼は髪の毛の細さと同じくらいのため、施術中に痛みを感じることはほとんどありません。
鍼を使ってツボや筋肉を刺激することで血行を促進し、肌だけでなく体の不調を改善し、体の内側に働きかける美容鍼は近年注目されている美容法です。
痛みの心配をする必要はありませんので、ぜひ一度効果を実感しやすい美容鍼の施術を体験してみてください。
この記事を書いた人:ハリナチュレ鍼灸師