【鍼灸師のキャリア】23歳で店長に。新卒で入った整骨院の「闇」を乗り越え、9ヶ月でキャリアアップできた理由
更新日:2026年4月2日
「頑張っているのに、報われない」新卒で入社した大手整骨院で、久保さんが最初に突きつけられたのは、施術の理想とは別の“現場の現実”でした。
サービス残業が当たり前、回数券販売を競う過酷な競争、心身の限界を迎えるほどの働き方。23歳の久保さんは、一度立ち止まり、自分が本当に向き合いたいものは何かを考え直します。
転職先に選んだのは、マンツーマン施術に集中でき、残業ゼロで私生活も守れるハリナチュレ。入社後はわずか9ヶ月で店長に昇進し、成果と充実を両立する働き方を実現しました。
本記事では、久保さんが新卒時代に直面したリアルな課題から、理想の働き方にたどり着くまでの道のり、そして若手でもキャリアアップできた理由を、率直な言葉で伺います。
プロフィール紹介

| 氏名 | 久保さん |
| 所属 | ハリナチュレ名古屋店店長 |
| 入社年次 | 1年と3ヶ月(取材当時) |
| 年齢 | 23歳(取材当時) |
| 入社前の経歴 | 専門学校卒業後、大手鍼灸整骨院に勤務 |
新卒からキャリアをスタートさせた経緯

久保さんは、鍼灸師になる前はアトピー体質に悩んでいました。特に思春期の頃が一番ひどく、皮膚科に通いステロイドや飲み薬に頼る日々を送っていたそうです。

久保
薬の副作用で症状がぶり返したり、眠れなかったりといった苦労を経験し「どうしてもアトピーを治したい」と食生活を意識し始めました。
中高生の頃はハンバーガーが好きでしたが、アトピー的にはNGな食生活だったため、友人からの誘いを断るしかなく、そのストレスで母親や姉に当たってしまい、自分自身が嫌になってしまう時期もあったようです。

たまたま知人から「鍼がいいよ」と聞き、鍼治療を始めたのが鍼灸師を目指すきっかけとなりました。1年ほど治療を続けるうちに痒みもなくなり「鍼すごいな」と感じたこと、そして逆に自分が「治す側」になりたいという思いから、鍼灸の道を選びました。
23歳で店長へ昇進したキャリアのスピード感

久保さんはハリナチュレに入社して1年と3ヶ月というキャリアながら、すでに名古屋店の店長を務めています。23歳での店長就任は、鍼灸業界では異例のスピードです。
一般的な鍼灸業界では、入社2年目や3年目で副店長や主任になり、4年目くらいで店長になるのが平均的なキャリアパスです。しかし、久保さんは入社して9ヶ月で店長役職の声をかけられました。

久保
単に年数や鍼灸師としての経験年数だけでなく「本当にやりたい」という気持ちがあればキャリアアップが叶えられるというハリナチュレの特徴を示しています。
新卒で直面した業界の現実と転職の動機

久保さんが新卒で入社したのは、社員が100人以上いる比較的大きな鍼灸整骨院でした。入社当初は同期が多く、研修でグループワークなどを通じて意見を出し合い、仕事の基礎を学べたことから「最初は楽しかった」と感じていました。
しかし、研修が終わって現場に配属されてから、理想と現実の大きなギャップに直面したのです。

大手整骨院でのギャップとノルマ競争


久保さんがやりたかった仕事は、お客様一人ひとりに合った治療を提案し、お客様が満足したという感動を通じてやりがいを感じることでした。しかし、配属後すぐに「新人ダービー」と呼ばれる、いかに売上を出せるかという競争が始まったのです。
「新人ダービーってものがあったんですけど、いかに誰が売上を出せるか。本当にですね、もう精神的にも身体的にも限界というかが来たんだな」と久保さんは語ります。
回数券やチケットをいかに多く売るかという環境では、久保さんの「施術を通してお客様を満足させたい」という理想は、先輩や院長に理解してもらえない状況でした。
結果的に、会社全体が「いかに売上を取れるか」という考え方だったため、自分のやりたいことと会社の方向性が合わず、大きなギャップを感じたとのことです。
サービス残業と過酷な労働環境がもたらした失敗談

また、前職の鍼灸整骨院では、業務時間外のサービス残業が常態化していました。営業時間は9時半からスタートですが、久保さんは早い時で朝7時半には出勤していたと言います。

久保
早朝の出勤が必要な理由は、自分の準備だけでなく先輩の分の準備も新人たちが先に用意するというルールがあったためです。

「残業代とかも出ないんですけど、先輩の分も準備もして、営業始まって」と久保さんは語ります。
営業時間が夜9時頃に終わった後も、練習や勉強会が入り、終電で帰ることが多かったとのことです。朝早くから夜遅くまで働き、給料が発生しない「サービス稼働」が続いたことに、久保さんは大きなモヤモヤを感じていました。
過酷な労働環境により、久保さんは心身ともに限界を迎えました。「終電でそのまま帰って…階段上がる時のもう1歩目、階段1段目で大ゴケしたんで、そっから歩けなくて部屋に入れなかった時あって」と久保さんは語りました。

このエピソードは、身体的にも精神的にも限界が来ていたことを示しており、転職を考える決定的なきっかけとなりました。
ハリナチュレでの働き方と仕組み化された環境

心身の限界を迎えた久保さんが、次に求めたのは「マンツーマン」で施術ができる環境でした。
鍼灸整骨院では、1人のスタッフが15人から20人のお客様を同時に見ることが一般的で、鍼を打ちながら別の方のマッサージに入るなど気が散りやすい働き方でしたが、ハリナチュレでは久保さんにとっての前職での働き方の課題が解消されていました。
1対1(マンツーマン)施術へのこだわりと質の確保


ハリナチュレでは、お客様1人に対して施術者1人が向き合う「マンツーマン」で施術を行います。
「今は1人の方にもう1対1で、例えば50分っていう枠があるので、その分の時間はもう1人の対応です。かなり集中できます」と久保さんは語ります。

久保
1人のお客様と向き合うことで、お客様に合った料金やメニューを提供でき、経過も詳細に見ることができるため、施術の質が向上しやすいです。
前職で叶えられなかった「お客様一人ひとりに向き合いたい」という理想が、ハリナチュレで実現できたことが、久保さんのやりがいにつながっています。
集客や雑務を排除した仕組み化の恩恵

以前の整骨院では、朝早く来て掃除やタオル、先輩の分の準備、そして閉店後にもチラシ配りや集客活動を営業前に行っていました。
しかし、ハリナチュレは業務が仕組み化されているため、出勤は施術開始の30分前で問題ありません。

久保
掃除と、その日のカルテチェック、メールやLINEの返信など、最低限の準備だけを効率よく行うことが可能です。
さらに、集客活動は本部が対応するため、施術者がチラシ配りなどで時間を使う必要が全くなく、施術に集中できると久保さんは語りました。
身体も心も休まるワークライフバランスの実態

ハリナチュレの大きな魅力の一つは、残業が一切ないことです。久保さんは「残業ゼロなんで、もうすぐパッと帰って終わりです」と語ります。

久保
営業時間は11時から21時までですが、居残り練習や勉強会などもなく、閉店と同時に帰宅できます。
早い時だと夜10時前には家でゆっくりでき、11時から12時頃に寝て、朝は8時頃に起きる生活を送っているため、十分休めている実感があるとのことです。
また、週休2日(火曜・水曜)の他に、2ヶ月に1回1日休みがもらえる「特別休暇」制度があり、特別休暇を利用して、公休と繋げて3連休を作ることも可能です。
久保さんは、趣味であるサウナや古着屋巡り、彼女とのデートなどを楽しんでおり、私生活が充実していることがうかがえます。

9ヶ月で店長へ昇進!やりがいと成長実感

久保さんがハリナチュレに入社後すぐに成果を出せたのは、お客様への向き合い方を変えたことが直接的な理由です。
数字を追わずに売上が伸びるメカニズム

前職では「売上売上」という思想から、どうにかして売上を作ろうと精神的な負担が大きかったと言います。

久保
しかし、ハリナチュレに入社してからは、お客様一人ひとりと本気で向き合うことに徹しました。
結果として「数字を作ろうと意識しなくなったのに、逆にそれで数字が取れた」という現象が起きたとのことです。単価が高くなくても、お客様と向き合う時間をしっかりと確保し、お客様に合ったメニューを提供することで、継続して通っていただけるようになったとのことです。
ハリナチュレで勤務することで売上も伸びていき、精神的な負担も少ないという、久保さんにとって理想的な状態を実現しました。
23歳で店長に。キャリアアップのスピード感

久保さんは入社してわずか9ヶ月で店長役職のオファーを受けました。

久保
ハリナチュレが年数や経験ではなく、本人の意欲と結果を評価する社風であるからこそ実現した昇進です。
店長になり、責任が増えた分、お客様の経過をしっかりと見届け、良い方向へ導いていけることに、大きなやりがいを感じていると久保さんは語ります。
今後の目標と応募者へのメッセージ

転職で、理想的な鍼灸師としての働き方を実現し、入社9ヶ月で店長に就任した久保さんのキャリアはハリナチュレへの転職を考える方にとって参考になるケースでしょう。
30歳までに独立開業という目標

久保さんは、将来のキャリアとして「30歳までには独立開業をしたい」という夢を持っており、まずは店舗での経験を積むことに進んで取り組んでいます。
将来的には、より多くの人に自分の鍼で健康的に良くなってもらいたいと考えていると久保さんは語ります。
ハリナチュレでの店長経験は、マンツーマンでの施術技術、お客様との信頼構築、店舗運営といった独立に必要なスキルを磨く上で、貴重なステップとなっているとのことです。
キャリアを求める鍼灸師へのメッセージ

ハリナチュレは、お客様と1対1で向き合い、施術に集中できる環境を整えています。前職での過酷な労働環境や売上を重視する環境とは違い、本気で人を良くしたいという気持ちを大切にできる場所、と久保さんは語りました。

久保
キャリアの年数に関係なく、やる気と熱意があれば短期間でキャリアアップが可能です。
施術者として成長したい、そしてプライベートも犠牲にせず充実させたいと考える鍼灸師の方にとって、ハリナチュレは理想を実現できる環境でしょう。